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龍泉院について

龍泉院について

宗教法人 匡廬山(きょうろさん)龍泉院(りゅうせんいん)
福井県永平寺町の永平寺神奈川県横浜市の総持寺を大本山とする曹洞宗(そうとうしゅう)の仏教寺院です。

龍泉院の山号、匡廬山(きょうろさん)は、中国廬山の異称といわれ、龍はたくさんの水、泉は湧き水に恵まれている意である。(境内で湧き水が湧いており、夏にはホタルが舞う。)
前山貞祥寺の隠居寺として永禄6年(1563)沓沢大徳寺と共に貞祥寺3世松山龍鶴(しょうざんりゅうかく)大和尚が建立したと伝えられる。
貞祥寺6世才庵運芸大和尚の代、堂に等しい小さいながらも一人前の禅寺を建立し、開山となっている。
寺の創建には千石氏家臣武者又左衛門(道心名 常円)が大きく貢献しており、開基は小諸城主仙石越前守秀久が、慶長12年(1607)境内に武運長久祈願のため鎮守八幡宮を建立し(2013年に鳥居の塗り直しが行われる。)、除地(年貢免除の土地)を与えている。
仙石秀久が鎮守八幡宮を建立し、武運長久の祈願寺としたので、寺の境内を免税地とし、大門したの新田2反歩1箇所を保町(余徳)を寄付している。これにより、仙石氏が開基となっており、現在の本堂屋根にある寺紋をみると、永楽銭が仙石氏、松皮菱は伴野氏の紋で、伴野氏滅亡以前にはその保護を受けていたことがわかる。
龍泉院は、短期間でできたものではないらしく、仙石秀久は慶長3年(1568)竜鶴大和尚に隠居免として、寺領30貫文を与え、同8年(1603)臣柏木采女正名を持って山屋敷。門前屋敷・八幡仏具免として田1保町を「右の分前々の如く付け置き候う間、諸役有るまじき者也」と与えているが「前々のごとく」とあるので、寺建立は何年かの歳月を要して建立されたことがうかがえる。